24歳フェラーリ購入奮闘記

24歳会社員が360モデナを限界維持するブログ

24歳フェラーリ購入奮闘記 part3 納車編

ついに納車、今回はいざ乗ってみて率直に感じたことや不便な点等をまとめていこうと思います。

 

1.運転して感じた事

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これは試乗させて頂いた時にも感じた事だが、幅の広い外車やスポーツカーに慣れている人であれば特に抵抗なく運転は可能だと感じたことだ。

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右のパドルでシフトアップ、左でシフトダウン

両方でニュートラルに入れる事が出来る

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Rのレバーを1秒程引くことでバックギアへ

一応自動で変速してくれるオートマモードなるものがあるが、クラッチの消耗が早くなるらしく筆者は使ったことがない。

2ペダルなのでAT限定でも運転できるが、基本的な特性はMT車と同じである。

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筆者の車はUS並行車のため、速度やオドメーターはマイル表示 温度計は華氏表示である。

8000回転まで回せる気持ちの良いV8エンジンではあるが、低回転のトルクが非常に細く信号待ちや勾配のある道での発車時はアクセルをかなり踏み込まないと出遅れてしまう。

 

高速走行時の安定性やカーブの曲がりやすさなど、運転していて楽しいと感じさせてくれる反面

限界が分かりづらく調子に乗ると事故を起こしかねない危険な車でもある。

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通常の走行に関しては特段不満という物はないが、問題は駐車だ。

左右のミラーはかなり小さく当てにならないし後方視界は絶望的である。

しかも小回りが効かず、前述したトルクの細さも相まって自分の思った通りの操作が難しい。

車高もそれほど上げられないので大体の車止めは擦ってしまう。

何度も切り返した挙句斜めでかなり前に飛び出しているなんて言うかっこ悪い事を未だにやってしまうのだ。

 

2.フェラーリだから許せる内装

新車登録時から既に20年以上、確かにいろんなところが劣化するし最近の車と比べてしまうと見劣りしてしまうだろう。

それに高級車という位置づけでもないしついている機能が最低限であることも理解できる。

とはいえこれが当時2000万円、今でも1000万円弱することを考えるとものすごくチープに見えてしまう。

車内は思ったより広く、180cm超の筆者でも窮屈に感じることなく運転が可能だ。
イタリア車でよく言われるのが内装のベタつきである、納車時にきれいにしていただいていたので今のところベタつきの問題は起こっていない。

機能の充実度に関してだが、エアコンはもちろん(あまり効かないが)電動シートやミラーの角度調整機能もある。

各種ボタン類の押し心地が壊れてしまうのではないかと不安にさせるような質感になっている。

助手席側のサンバイザーが勝手に下がってくる、劣化なのか仕様なのかはわからない。

フロントの吹き出し口が浮いてきている、革の劣化によって起きるらしい。

上部にはデジタル時計がついている、左右の穴で時間調整が可能だ。

ドアの開閉時、圧力でガラス等が割れないようにノブを引くと少しだけ窓が開くようになっている。

反応が遅く挙動も微妙なので、知らない人と同乗する際は注意が必要だ。

座席の後ろには鞄程度は置くスペースがあるが座席のスペースにはドリンクホルダーはおろか小物を置くスペースすらなかった、社外で座席に差し込めるタイプのドリンクホルダーを購入した。

フロントトランク

本来はここに荷物を積むことができるが

エアサスのタンクが搭載されており駆動時に発熱も起こすため、荷物を積むことは出来ない

3.保管場所 熱対策

駐車場所は基本的には青空駐車になる。

充電器を接続し、カバーをかけて保管している

しかし、長時間運転しているとエンジンルーム内が非常に高温となる。

高温のまま放置しカバーをかけてしまうと熱が逃げずに内部のパーツの劣化を早めてしまう原因となる。

エンジンルームの扉を開け、マフラーの遮熱板が触っても熱くないレベルまで冷ましてからカバーをかけている。

普通なら面倒な事だが、帰ってきてエンジンルームを眺めながらひと休憩できるのもひとつの楽しみである。

 

発売から20年以上経っている事や内装やボタンのクオリティから気を使わなければならない事は多いし、普通の車と比べると不満となる部分もある多い。

しかし、そういう所も含めて「楽しめる車」だと思う。